一人っ子政策緩和で助産師が引っ張りだこ―中国

Record China    2015年11月28日(土) 15時40分

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26日、中国では「二人っ子政策」が決められ、高齢化時代に入っている現在、産婦人科や小児科のほか、高齢者ケアを専門とする医学生が引っ張りだことなっている。資料写真。

2015年11月26日、中国では「二人っ子政策」が決められ、高齢化時代に入っている現在、産婦人科や小児科のほか、高齢者ケアを専門とする医学生が引っ張りだことなっている。広州医科大学が主催し、広州医科大学衛生職業技術学院が実施した2016年度卒業生大型就職説明会がこのほど開催。企業は計約1万人を募集した。需要と供給の比率は5:2だった。広州日報が伝えた。

▼助産スタッフ確保に走る病院

広州医科大学付属第三病院は今年、産婦人科の医師と助産師の募集を昨年より約20%増やした。その他の多くの病院も、産婦人科や小児科の卒業生の募集を増やした。

広州医科大学衛生職業技術学院の関係責任者は、「現在、病院は助産スタッフを確保している。当院で助産を専攻していた卒業生135人の就職率は100%。多くの学生が卒業前に就職が決まった。就職先は、珠江デルタ地域の大病院に集中している。将来性や福利厚生は、普通の大学卒業生を大きく上回っている」と説明する。

広東省婦幼病院の劉医師によると、同病院は今年、全体で150人の募集を予定。うち、助産師を含む看護師が約80人と、昨年より約30人増えた。

▼高齢者ケアの人材不足顕著

今回の説明会では、高齢者ケア業界も大きな存在感を示した。広州老人院などの高齢者ケア機関、仏山市順徳区の多くの老人ホーム、新型高齢者ケア産業、健康産業などは人材不足が顕著となった。また、日本やシンガポールなどの看護師、ドイツの介護スタッフなど、海外の求人機関も参加した。(提供/人民網日本語版・編集/武藤)

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