2015年11月23日、ロイター通信は中国・新華社の報道を引用し、中国の李克強（リー・カーチアン）首相が同日、マレーシアの国債を買い増しすることを表明したと報じた。

李首相は23日、クアラルンプールで開催されたマレーシア・中国経済フォーラムに出席し、マレーシアの国債を買い増しすることを明らかにした。また、500億元（約9600億円）の人民元適格海外機関投資家（RQFII）枠を設定し、中国の株式や債券への投資を可能にする考えを明らかにした。

李首相は、マレーシアではインフレがピークに達し、通貨が下落しているため、金融市場を安定化させることが不可欠であると指摘し、中国が市場における役割を果たすと述べた。（翻訳・編集/蘆田）