2015年11月21日、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレ中国語版サイトは記事「ASEAN首脳会議が開幕＝反テロ、南シナ海が焦点に」を掲載した。

マレーシア・クアラルンプールで21日、ASEAN首脳会議が開幕した。注目はテロ対策と南シナ海問題だ。開幕を宣言したマレーシアのナジブ首相は、マリとフランスのテロ事件を取り上げ、「あの臆病者で野蛮な犯行者たちはいかなる人種、宗教、信仰をも代表していない。彼らがそのような主張をすることを許さない」と強く批判した。

また人工島建設など中国の動きが活発化する南シナ海問題について、オバマ米大統領は「関係各国はただちに埋め立てを中止し、争いの軍事化を避けるべき」「米国は航行の自由と地域紛争の平和的解決を支持する」と発言したが、中国を名指しすることは避けた。（翻訳・編集/増田聡太郎）