西湖のほとりに85mの高層ホテル建設計画?「環境破壊」に地元から猛反対―浙江省杭州市

Record China    2007年10月29日(月) 10時33分

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27日、香港の大手不動産会社が杭州市の浙江大学湖濱キャンパス跡地に、高さ85mの高層ホテルの建設を計画。地元住民をはじめ国内外から建設反対の声が。写真は今年1月取り壊しのため爆破された浙江大のキャンパス。

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2007年10月27日、新華社は浙江省杭州市の有名な観光地「西湖」のほとりに高さ85mの高層ホテルが建設される計画があると伝えた。

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今年1月、西湖のほとりで一番高かった72mの浙江大学湖濱キャンパスが取り壊されたばかり。跡地は香港の不動産大手「ケリー・プロパティズ」傘下の「嘉里建設」が2年前に24億6000万元(約394億円)で落札した。総面積6万6000平方メートルあるこの跡地を同社は商業地区として開発する計画で、そのなかにホテル建設が。

今回問題になっているのはこのホテルのタワー部分で、その高さを85mとしている点。同社が杭州市と結んだ売買契約は、建物の基本的な高さを25m以下とし、25mを超える部分は総建築面積の4分の1以下でなおかつ景観を損なわない設計であることと規定している。

同社は問題のタワーホテルが西湖の景観を損ねることはないと主張しているが、杭州市民や内外の建築専門家は、同社の主張が環境保護に対する国際的な共通認識に反するものだとして猛反対している。(翻訳・編集/本郷智子)

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