2015年11月16日、韓国・ニューシスによると、トルコを訪問中の安倍晋三首相と韓国・朴槿恵（パク・クネ）大統領との接触が続く中、両国間の慰安婦協議が軌道に乗るのでないかと期待する声が高まっている。

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安倍首相は15日（現地時間）、20カ国・地域（G20）首脳会議の昼食会前に行われた記念撮影の際、朴大統領に歩み寄り、握手を求めた。朴大統領は笑顔でそれに応じたという。

また、昼食会でも安倍首相は、「首脳会談開催後、日本国内の雰囲気はとても良くなっている。関係改善のモメンタムが続いてほしい」と声を掛けた。これに対し、朴大統領は「そうなることを願う」と答えたという。さらに、両首脳はG20首脳会議の第1セッションでも会話を交わしたとみられている。

今月初めに開催された日韓首脳会談で、両首脳は「慰安婦問題の早期妥結」に合意した。両首脳はG20首脳会議に続き、第23回APEC首脳会議、ASEAN＋3、東アジア首脳会議にも出席する予定であり、韓国内では、慰安婦問題解決に向けた動きが加速するのではないかと期待する声が高まっているという。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「親日派の2人で何を話したのだろう？ソウルの慰安婦像が撤去されてしまいそうで不安だ」

「ただのパフォーマンスで、実際に進展したことは何もなさそう」

「慰安婦問題は被害者が納得してこそ、解決と言える。政府が金を受け取り、勝手に解決させていい問題ではない」

「朴大統領は日本と協力しなければならない。心では嫌っていたとしても、日本に背を向けて損をするのは韓国ということを忘れないでほしい」

「1日も早く慰安婦問題を解決したいのは分かるが、焦って日本側が要求する慰安婦像撤去に応じてはいけない。日本は過去の失敗を消し去り、忘れようとしているようだが、二度と悲劇を繰り返さないためにも、慰安婦像は必要！」

「日本が心から過去を反省することはないだろう。だからうその謝罪よりもお金で解決させた方がいい」

「世界は今、イスラム国と戦っている。70年前に解決したことをほじくり返し、日本と争うなんてばかばかしい」（翻訳・編集/堂本）