2015年11月10日、韓国のサラリーマンの約半数が韓国の「企業文化」を否定的に捉えているとの調査結果が出た。韓国・ファイナンシャルニュースなどが伝えた。

【その他の写真】

韓国の就職サイト「ジョブコリア」が企業で働く男女604人を対象に「韓国の企業文化」についてアンケート調査をしたところ、全体の48．7％が「韓国の企業文化に対し否定的」と答えた。「肯定的」との回答は14．7％、「どちらでもない」が36．6％だった。

また、企業文化の悪い点を聞いたところ、「残業が当然だという雰囲気」との回答が35．4％で最も多く、「何でも一緒にすべきという集団主義」（24．2％）、「休暇を自由に取得できない点」（22．7％）が続いた。これ以外の回答は多い順に、「私生活を守ってもらえない点」「周りをうかがって退社しなければならない点」「上司に不満を訴えられない文化」「家族的な雰囲気を装い犠牲を強いる点」などとなった。

これに、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「え？（否定的なのは）100％じゃないのか」

「飲み会と残業の強要さえなければ…」

「ヘル朝鮮（地獄の韓国）の企業文化は丸ごと変えないといけない」

「企業文化なんて呼ぶほどのものじゃない。ただのパワハラ奴隷思想」

「韓国人は市民意識や思考のレベルが先進国に比べて劣っていると思う。そういう人が集まる場所だから、良くない企業文化がつくられるんだ」

「企業文化も良くないけど、個人の意識にも問題がある」

「愚痴ばかり言ってないで、自分から悪い文化を断ち切ればいい。分かっていながら従う方がもっと悪い」

「サラリーマンの半分が奴隷化されているというニュース…ショックだ」

「この記事を泣きながら読んでいる若者たちよ。君たちが上に立つ人間になったら、この文化を頑張って変えてくれ」

「自分の職場に不満があるのは当然。ないとしたら、それは共産主義だよ。24時間、常に監視されているということだからね」（翻訳・編集/和氣）