男女の「あーん」を禁止します、中国の大学の“おかしな”学生規範に賛否=「そんな勇気ない」「恋人がいない学生へのプレゼント」

Record China    2015年11月7日(土) 14時2分

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6日、新文化報によると、吉林建築大学が新たに設けた学生規範が、中国のインターネット上で話題になっている。写真は中国のカップル。

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2015年11月6日、新文化報によると、吉林建築大学が新たに設けた学生規範が、中国のインターネット上で話題になっている。

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同大学が先日、公布した新規範には、「食堂では男女が互いに料理を食べさせ合うなどの非文明的な行為を禁ずる」とある。平たく言えば、「あーん」は禁止ということだ。さらに、「日常生活の中における男女の交流は、身分にふさわしいものであるべきで、手をつないだり、肩に手を回すなどの行為は慎むべき…」などとされている。

これには、学生たちから賛否両論があがっている。反対派からは、「みんな大笑いしている。もう時代は変わったし、何より、公共の場で行き過ぎた行為をする勇気なんてない。学食で男女が『あーん』してるのなんて、1度も見たことはない」「そんなにべたべたしているカップルいないよ。わざわざ規定するものでもない」「食べさせ合うのは別に悪いことじゃないし、そういう行為を見たからといって影響は受けない」などの声があがった。

一方、賛成派からは、「この規範は受け入れられる。私はこんなことしないし、彼氏もいないから」「これはきっと『光棍節(11月11日。独身の日)』に合わせて学校が用意した、恋人がいない学生へのプレゼントだろう」などの声が寄せられている。

同大学の食堂の責任者は、「学生が食べさせ合っているのは見たことはないが、抱き合ったりしているのは確かによく見る。保守的な学生にとっては気持ちのいいものではないと思うが、低俗だと言うのはあんまり。これも感情表現の一つ。ただ、食堂の監視カメラも増えているし、安全という面では歓迎する」と話す。

また、同大学の担当者は、「男女が地下鉄などでキスをしたり抱き合ったりしている様子が、メディアでも取り上げられている。学生食堂で同じことが起きるのはよろしくない。学校ではまだ起きてはいないが、今後も起きないとは限らない。規範をつくったのは予防のため。規範が学生たちに浸透すれば、ほかの問題に直面したときも、自分の行為が文明的か否かを考えるようになる」と説明。一方で、「これは強制性のあるものではなく、注意喚起だ」とも話している。(翻訳・編集/北田

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