2015年11月10日、韓国・聯合ニュースによると、日韓両国が非公開とすることで合意した日韓首脳会談の少人数会合での発言内容が、日本で相次いで報じられているとして、韓国で物議を醸している。

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ある日本メディアは10日、「今月2日に行われた日韓首脳会談で、安倍首相は朴大統領に『お互いに正直に話すため、内容は口外しないことにしよう』と提案し、慰安婦像の撤去を要求した」と報じた。また、他のメディアも7日、慰安婦問題の解決策の一環として韓国側が要求してきた「法的責任の認定」について、安倍首相が「できないものはできない」と述べたことを紹介した。

日本メディアの報道内容について、韓国政府は「事実と距離がある」と表明するにとどめ、消極的な対応をみせているという。

これに対し、東京都市大の李洪千（イ・ホンチョン）准教授は、「基本的な信頼関係が築かれなければ関係改善は難しいという状況で、首脳同士が約束したことが守られないのは問題だ」と指摘した。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「朴大統領がそれだけ信頼されていないということでは？韓国の外交は大丈夫かな？」

「無視されるのは能力がないから。そして、能力のない人を大統領に選んだのは国民。一番の責任はわれわれにあるということだ！」

「ところで、非公開にする理由は？なぜ朴大統領は何でも非公開にしたがる？」

「日本に都合の良い情報だけが公開されている。それを黙って見ている韓国政府に問題がある」

「日本は日本らしい外交を繰り広げているのに、韓国はまだ植民地マインドから抜け出せていない。国のために犠牲となった独立運動家らに申し訳ない」

「日本が正常だと思う。韓国メディアも自国の歴史を守るため、もっと積極的に行動してほしい」

「約束を守るという基本的な礼儀も知らない安倍首相と、日韓間の一番敏感な問題である慰安婦問題を解決することは難しいだろう」（翻訳・編集/堂本）