米国、「航行の自由」作戦を定期的に実施へ、南沙諸島海域を3カ月間に1回航行―中国紙

Record China    2015年11月3日(火) 10時50分

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3日、中国紙・環球時報は、米国がいわゆる「航行の自由」作戦を、今後も3カ月間に2回の割合で実施し、うち1回は南シナ海の南沙諸島地域で行う方針だと報じた。写真は米国国旗。

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2015年11月3日、中国紙・環球時報は、米海軍の駆逐艦が先月、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島地域で、中国が建築を進めている人工島から12カイリ以内の海域を航行したことに関連し、米国がいわゆる「航行の自由」作戦を、今後も3カ月間に2回の割合で実施し、うち1回は南沙諸島の内部に進入する方針だと報じた。

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2日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが米国防総省関係者の話として伝えた。

同紙によると、カーター米国防長官は韓国へ向かう途中、記者団に対し、「中国による南シナ海での主権誇示などの一連の動きは論争の焦点となっている」とした上で、「地域の多くの国は米国に安全保障上の協力を強化してほしいと考えている」と述べた。

2日付の日本メディアによると、カーター長官は同日、ソウルで韓国の韓民求(ハン・ミング)国防相と定例の米韓安保協議を行い、南シナ海は韓国にとっても重要な海域だと強調した上で、人工島の建設について「地域の多くの国が懸念を表明し、米国は他国と協力して問題を解決しようとしている」と訴えた。だが韓氏は「紛争は国際規範に従って平和的に解決されるべきだ」と原則論を述べるにとどめた。

中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は2日、南シナ海問題を懸念する声について、「南シナ海は毎年10万隻以上の船が往来し、航行の自由には何ら問題がない」とし、「彼らが何を心配しているのか分からない」と述べた。(翻訳・編集/柳川)

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