2015年11月2日、環球時報は「ドイツで摘発されたコピー商品の80％が中国製だ」と伝える独紙ディ・ヴェルトの1日付の報道を掲載した。

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独デュッセルドルフでこのほど開催されたコピー商品撲滅イベントでは、正規品と対比する形でコピー商品40点余りを展示。昨年、独当局が押収した数は3500万点に上り、警察の摘発責任者は「どの業界も影響を受けている」と語る。独商工会議所の報告では、コピー商品が昨年ドイツにもたらした経済損失は300億ユーロ（約4兆円）、世界規模では5800億ユーロ（約77兆円）を超えたと見られており、摘発された商品の中には中国大陸、香港のほか、トルコ、ルーマニアなどのものもあった。

コピー商品の見た目が精巧になる一方、品質の悪さは依然深刻で、ある中国企業が模造した医療機器には安全上の問題があり、自然発火する電化製品も見つかっている。摘発責任者は「中国の有名ブランドもコピーされるなど、中国も被害者だ」と述べ、ネット時代の到来でこの問題はさらに悪化するとの見解を示している。（翻訳・編集/野谷）