空も地面も真っ黒!カトリック教の聖地でヌカ蚊が大量発生―山東省済南市平陰県

Record China    2007年10月24日(水) 20時35分

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2007年10月23日午後、山東省済南市平陰県にある、カトリック教の聖地・胡荘聖母山の山頂部で、数百万匹のヌカ蚊が異常発生した。写真は地面に落ちた大量のヌカ蚊。

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2007年10月23日午後、山東省済南市平陰県にあるカトリック教の聖地・胡荘聖母山の山頂部で、数百万匹のヌカ蚊が異常発生した。胡荘聖母山は、中国におけるカトリック教聖地の一つとして、古くから多くの信者が巡礼をする場所である。

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空中が黒ずんで見えるほど大量のヌカ蚊が飛び回る山頂では、訪れた観光客や巡礼者の目や鼻を攻撃され、息ができないほどの状態だという。地面にはヌカ蚊が約2mmの厚さまで積もり、それを狙ってテントウムシまでも大量に集まってきている。これほど大量の昆虫が「ご光臨」したのは前代未聞で、現地に長年住む人々も驚きと戸惑いがかくせない。

このヌカ蚊、ヌカ粒のように小さいことからヌカ蚊(和名)と命名された。体長は3mmほどで体は黒褐色。通常は暗く、湿気のあるところに生息し、早朝と夕方に活動する。気温25〜30℃の条件で繁殖する。今回の大量発生は、秋に入り温度・湿度ともにヌカ蚊の繁殖に適していたためとみられている。(翻訳・編集/YO)

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