日本留学中の中国人、中国のサイトで生活を実況中継し大人気―中国メディア

Record China    2015年11月1日(日) 1時10分

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29日、日本に留学して1年になる小樹さんは今年4月から、中国のポータルサイト「百度」が運営するコミュニティーサイトで留学生活を伝えている。

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2015年10月29日、日本に留学して1年になる小樹さん(20)は今年4月から、中国のポータルサイト「百度(バイドゥ)」が運営するコミュニティーサイト「貼[口巴](ティエバ)」で留学生活を伝えている。「日本に溶け込んだ私」という書き込みには、6万件のコメントが寄せられた。小樹さんは当初、「自分は怠け者で、遊ぶのが好き。同じことを繰り返す生活が好き」と書き込んでいたものの、留学した1年、学校に通いながらアルバイトして生活費120万円を稼いだ奮闘記をこつこつと投稿している。北青網が伝えた。

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小樹さんによると、アルバイトの中で最も苦労したのは焼き肉屋。皿洗いは、まず手で洗い、その後機械で洗い、それでも汚れが取れていない場合はもう一度手で洗い、各種お皿を十数分以内にそれぞれの場所に戻しておかなければならなかった。しばらくすると、焼き肉屋で調理を担当するようになり、1日に8時間以上立つ日々が続いた。午後4時半から11時までは、休んだり食事を取ったりする暇もない。調理が終わると再び皿洗いをして家に帰る。その焼き肉屋はチェーン店が4軒あり、忙しい店があるとそこに行かされた。そんなに忙しい中でも投稿は続け、「お金を稼ぐのはたいへん。みんなしっかり勉強して、社長になろう!」とネットユーザーを激励している。

小樹さんは日本での生活の様子を投稿するほか、休みの時にはネットユーザーとオンラインゲームを楽しんだり、留学に関するネットユーザーの疑問に答えるため、自分が見たり聞いたり、経験したりしたことを投稿している。「初めて投稿して以降、ネットユーザーからの多くの激励を受けた。一人で外国で暮らしていると、困惑してどうすれば良いのか分からなくなる時も多々ある。学校に通いながら、アルバイトもして、たいへんな生活の様子ばかりを投稿している。ここはストレスを発散する場所で、慰めが得られる」と話した。

小樹さんは、新しい留学生の留学手続きを手助けし、お化け屋敷のような寮への引っ越しを手伝ったことや、日本のハロウィンは中国より盛り上がり、街中にたくさん仮装している人がいることなどを伝えているほか、日本のメイドの画像をアップするためにメイド喫茶に行き、メイド姿のスタッフと写真を撮り、「写真を一緒に撮ってもらうだけで500円もした。高い」と「苦情」の投稿をしたりもしている。

小樹さんの投稿は1万人以上のネットユーザーから注目され、「気持ちがこもっている」「人情がある」「夢がある」などと評価されている。中には、日本に旅行に行った際、小樹さんに連絡するネットユーザーもおり、小樹さんは無料でそのネットユーザーを家に泊めてあげたという。そのことが投稿されると、日本に遊学する学生からも連絡があり、さまざまな地域の友達ができた。小樹さんは「僕の投稿がどうしてこんなに人気なのか分からない」と困惑するものの、「投稿を通してたくさんの人が日本のことを知ってくれてとてもうれしい。投稿を見て日本に来たネットユーザーなら、誰でも僕に連絡してほしい」と述べた。

小樹さんは、映画「後会無期(The Continent)」のセリフ「世界中を見たこともないのに、どこから『世界観』が来るのか?」が好き。旅行者一号は、孤独な飛行を37年間し、太陽系の外ばかり見ていた。留学は実家から遠く遠く離れる旅のよう。留学は決して珍しいことではなく、場所を変えて生活を楽しんでいるだけと考えている人も多いが、小樹さんは留学した動機について、「もっと高いプラットホームに立ち、より優秀な人と一緒に生活したいと思った。独立して異国の地で自分を輝かせ、自分の価値を証明したかった。また、大きな世界を見て、若いうちにいろんなことを感じ、違った未来を体験したかった」とつづっている。

ネットユーザーの大きな反響を受け、小樹さんはこれからも毎日決まった時間にアルバイトなど留学生活を実況中継することを決めた。「ここで自分の成長を記録すると同時に、もっと多くのネットユーザーと一緒に美しく、一味違う世界を感じたい」と語る。(提供/人民網日本語版・編集/武藤)

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