Record China 2015年10月29日(木) 2時32分
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27日、韓国全土で来月行われる大学修学能力試験当日に、各企業が出勤時間を遅らせる、鉄道やバスを増便するなど、今年も受験生に対する手厚い配慮が予定されると韓国メディアが報じた。写真はソウル大学。
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2015年10月27日、韓国・聯合ニュースは、来月韓国全土で行われる大学修学能力試験(日本の大学入試センター試験に当たる)当日、各企業が出勤時間を遅らせる、鉄道やバスを増便するなど、今年も受験生に対するさまざまな配慮が予定されると報じた。
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韓国教育部によると、今年の修能試験は11月12日午前8時40分から午後5時まで、全国1212の試験場で行われ、63万人余りが受験する予定だ。試験当日、全国の市と試験会場のある郡では役所など公共機関の出勤時刻が通常より1時間遅い10時に変更されるほか、政府は民間企業にも同様の措置を求めている。また、首都圏の鉄道や地下鉄、路線バスは朝の時間帯の増便が予定されており、試験会場周辺は車両の通行が規制される。
さらに、各自治体は天候が悪化した場合の対策を準備しているほか、気象庁は試験前の約1週間、すべての試験場の天気予報をホームページに掲示する。
当日午後、英語のリスニング試験に当たる20分間は「騒音統制時間」とされ、航空機の離着陸は禁止、試験会場周辺を通行するバスや列車などは徐行運転が求められる。教育部は、会場周辺の工事現場やショッピングモールなどに対しても、騒音が発生しないよう要請している。
こうした受験生への特別な配慮、韓国のネットユーザーはどう思っているのだろうか?日本の感覚からすると過剰にも思えるが、記事に寄せられたコメントはむしろ、「高3生と浪人生、頑張れ!」「みんなお疲れ様」「本番で緊張したらうまく行かない。できるだけ楽に、模擬試験だと思って受けて」「試験の朝は絶対に寒くなるよ!気を付けて」と、受験生を気遣う物が多数。
「そこまでするなら、臨時の休日にしてくれ」「今まで修能の日に出勤が遅くなったことは一度もない。いっそ法で決めたら?」「野菜の路上販売のアナウンスもやめさせた方がいい」など、対策にやや否定的であっても、配慮が不要だとするコメントは見当たらなかった。
さらに、「もう修能の季節か。また1年、年を取った」「韓国ならではの珍風景だね」などのコメントからは、毎年訪れる試験の日が韓国人にとっての風物詩になっていることもうかがえた。(翻訳・編集/和氣)
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