中国で移民が活発に、人気の国は?―中国シンクタンク

Record China    2015年10月28日(水) 6時9分

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24日、中国系移民は世界最大の海外移民グループとなっているが、移民先として最も人気なのはどの国なのか。写真はポルトガル・ポルトのドウロ川。

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2015年10月24日、米華字メディア・多維新聞によると、中国・グローバルシンクタンク(CCG)は中国社会科学文献出版社と協力して作成した移民に関する報告書「中国国際移民報告(2015)」を発表した。中国系移民は世界最大の海外移民グループとなっているが、移民先として最も人気なのはどの国なのか。

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近年、米国や欧州各国で永住権を取得する中国人が増加傾向にある。欧州を例に取ると、投資環境の安定性や良好な住環境、質の高い教育や福利厚生などから、中国の投資家の間で不動産を購入して移民する動きが活発になっている。

米国でも中国は移民元の国としてメキシコに次ぐ2番目の規模となっている。2014年度に米国が発給した投資移民ビザは1万692件だが、中国はうち9128件を占め、前年度より2878件、46%増加した。

しかし、それ以上に移民受け入れが活発なのは欧州だ。ポルトガルやスペイン、イタリア、ギリシャ、キプロスなどが相次いで中国人をはじめとする移民受け入れを促進させており、ポルトガルとスペインでは移民申請全体に占める中国人の割合は8割を超えている。これらの国に移民すれば、欧州連合(EU)の他の国にも自由に行き来できるようになることに中国人の関心が集まっている。

経済の回復が足踏みする欧州諸国が中国からの移民受け入れによって財政の穴埋めを図る動きを強めることを背景に、中国の投資移民は「欧州時代」に突入している。(翻訳・編集/岡田)

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