2015年10月23日、韓国・世界日報は多くの韓国ネットユーザーが難民受け入れに反対の立場を示したと伝えた。

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世界日報のウェブサイトには、難民の受け入れに反対する書き込みが多数を占め、過激なコメントに多くの共感ボタンが押された。また、受け入れた場合にテロなど治安面の問題を指摘するコメントも見られた。

韓国政府は2012年に難民問題で人道的責任を分担するとし、アジア初の移民法を制定した。そして今年、移民法の「再定住希望難民制度」によって、タイとミャンマーの国境地域にある難民キャンプの難民30人が12月に韓国入りする。しかし、韓国社会全般に反難民感情が広がった状態で、政府の政策が効果を上げるのは難しいという懸念が出ている。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「韓国内にも生活が大変な人が多くいる。こんな状態で難民受け入れは難しい」

「難民より先に、自国のホームレスをなんとかしろ」

「韓国は治安面ではまだいい方なのに、難民を受け入れたら治安が悪化するかもしれない」

「友好国の国民であれば義理もあるし、ある程度は助けてもいいと思うが、シリアの難民だと過激派が混ざっているかもしれないから受け入れは不安だ」

「難民とは脱北者であり、その人たちのための政策が韓国の難民政策だ」

「難民を受け入れたら、国が継続的に面倒を見ないといけなくなる」

「人道主義だけを強調するのは間違いだ。受け入れに伴う制度的な準備もなく、むやみに受け入れるだけが能ではない。最終的には受け入れに伴う費用をカバーするために国民の税金を上げることになる。今でも税金は高いのに…」

「少子化で人口も減るし、難民を受け入れよう」

「難民は受け入れるべきだろう。朝鮮戦争の時に国連軍を派兵して多くの物資を送ってくれた国がある。自分のことだけを考えていては、国際社会から尊重されない」（翻訳・編集/三田）