みんなでキムチを漬ける韓国の「キムジャン」、薄れつつある風習に韓国ネットはクール?=「おしゅうとめさん、ごめんなさい」

Record China    2015年10月26日(月) 19時6分

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23日、韓国で越冬用のキムチを大量に漬ける「キムジャン」の季節を間近に控え、韓国・聯合ニュースは最近の韓国のキムジャン事情について報じた。写真は白菜キムチ。

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2015年10月23日、韓国で越冬用のキムチを大量に漬ける「キムジャン」の季節を間近に控え、韓国・聯合ニュースは最近の韓国のキムジャン事情について報じた。

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韓国には古くから、秋冬にかけて食べる白菜や大根のキムチを一度に大量に漬ける「キムジャン」の習慣がある。11月半ばから下旬の数日間、家族や親戚、またご近所同士が集まり協力してキムチを漬ける風習は、ユネスコの無形文化遺産にも登録された韓国ならではのものだ。

しかし時代の変化に伴い、キムジャンの風景も近年変わりつつある。23日、総合食品メーカーの大象FNFが韓国の主婦648人を対象に調べたところ、今年キムジャンを計画しているとの回答は69%だった。また、キムチにする白菜の量については、「10〜20株」の回答が38.4%で最も多く、次いで「10株以下」が19.7%と、漬ける量が昔と比べ減少していることが分かった。

さらに漬ける工程も、部分的に出来合い品を利用するなど簡便化が進んでいる。生の白菜ではなく塩漬けされた白菜を購入し、ヤンニョム(唐辛子や塩辛などを混ぜた調味料)のみ手作りするとの回答が49.6%、ヤンニョムも購入するとの回答が11%と、合計で6割を超えた。

一方、キムジャンを行わない理由は、「家族が少ない」「キムジャンが大変」が各34%、「時間や手数の不足」が18%。その場合のキムチの入手方法は、「完成品を購入する」が54%、「家族や知人からもらう」が44.2%だった。

この報道に、韓国のネットユーザーからは、「キムジャンは今の時代に合わない。時代が変われば食文化が変わるのは当然」「昔と違って冬でも材料が買えるから、何百株も漬ける必要がない」「お母さんたちが大変だからキムジャンもほどほどに」「キムチは買って食べるのが一番」と、時代の流れを反映したコメントが数多く寄せられた。

また、「去年、田舎の母と2人で500株漬けた」「昔、大家族で暮らした母は100株をほぼ1人で漬けていた」という声がある一方、「(キムチを大量に保存できる)キムチ冷蔵庫が必須と言われてたけど、最近はキムチ以外の物を入れている」「しゅうとめから大量にもらうキムチを半分も食べられず捨てている。ごめんなさい」といった告白もあった。(翻訳・編集/和氣)

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