2015年10月22日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは、中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席は訪英と訪米でまるで違う待遇を受けたと指摘した。

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習主席が英国を訪問しているが、中国首脳として初めて議会演説の場を設けられるなど最高級の格式で遇されている。習主席は英中の黄金時代が到来したと高らかに宣言した。

中国との接近を強める英国外交は「ネオ・エリザベス時代」に突入したとカート・キャンベル元米国国務次官補は指摘している。欧州連合（EU）や米国との伝統的な関係が弱体化し、代わりに新興市場国との関係を強化する姿勢が鮮明となった。人権問題を棚上げし、中国との関係を深める英国。キャンベル元国務次官補は香港やチベットなどの問題をこれまでどおり注視するべきだと訴えた。（翻訳・編集/増田聡太郎）