2015年10月16日、韓国・聯合ニュースによると、訪米中の韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領が15日（現地時間）、2週間後に予定される日中韓首脳会談開催を機に安倍晋三首相との日韓首脳会談も開催が可能だと述べた。

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朴大統領はこの日、米戦略国際問題研究所（CSIS）で米韓同盟について演説、その後の質疑応答の席で「日中韓首脳会談は、北東アジアの平和と安定はもちろん、日韓関係改善にとっても重要な契機になる」と述べた。また日韓関係について、「（改善を）妨げる障害物を取り除き、未来志向的な発展の方向を深く議論できることを望む」とし、「両国間の重要な懸案であり、韓国国民が非常に大きな関心を寄せている慰安婦問題について進展があれば、意義ある首脳会談になる」との考えを語った。

朴大統領がこのように日韓関係改善への取り組みに触れたのは、両国関係の悪化が日米韓3カ国の安保協力体制を損ないかねないとの米国の懸念を払拭（ふっしょく）する狙いがあるものとみられる。

大統領の発言を伝える速報に、韓国のネットユーザーからは「そんなことなら僕でも言える」、「あなたの能力には何も望まないから、黙ってて」、「大統領は表向きは反日だけど、中身は親日だ」など大統領を批判するコメントや、「慰安婦問題だけ解決すればいいのか？自衛隊の韓国への派兵問題はどうするんだ？」、「進展はなさそうだけど…やっぱり会談は無意味？」、「『日本のために教科書を変えたよ』とでも言うのかな」といった声が寄せられている。（翻訳・編集/和氣）