Record China 2015年10月16日(金) 21時43分
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15日、台湾で翌年1月に行われる次期総統選について、与野党まみえた「候補者引きずり下ろし」が過熱している。最高検の特別捜査チームは、与党・国民党が立てる新公認候補を「選挙法違反の疑いで調査対象になる」と発表した。写真は台湾総統府。
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2015年10月15日、台湾で翌年1月に行われる次期総統選について、与野党まみえた「候補者引きずり下ろし」が過熱している。最高法院検察署(最高検)の特別捜査チームは、与党・国民党が立てる新公認候補を「選挙法違反の疑いで調査対象になる」と発表した。台湾・中央通訊社が伝えた。
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国民党にはもともと、女性の公認候補として華々しく登場した洪秀柱(ホン・シウジュー)氏の存在があったが、「台湾と中国はいずれ統一すべき」といった主旨の失言が問題視され、支持率低下をおそれた国民党内では、公認候補を交代せよとの声が強まっていた。近く17日に開かれる党大会で、新たな公認候補として朱立倫(ジュー・リールン)党主席が擁立される見通しだ。洪氏はこれに反対しており、与党内の足並みがさらに乱れる懸念が浮上している。
いっぽう、次期総統選で優勢とされる野党・民進党は確実な政権交代を狙い、この機を突いてきた。民進党の陳亭妃(チェン・ティンフェイ)立法委員(国会議員)は、台聯(台湾団結聯盟)の周倪安(ジョウ・ニーアン)立法委員とともに今月7日、最高検に対し、朱立倫氏らを「公認候補交替に際する違法な談合があった」として刑事告訴した。具体的には、洪氏退陣を求める過程に「公職人員選挙罷免法」に反する行為があったとしている。
台湾最高検では告発された2件の案件について、うち1件を「法に基づき、調査対象とする」と発表した。(翻訳・編集/愛玉)
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