2015年10月12日、中国新聞社によると、韓国政府と与党セヌリ党は11日の国会党政会議で、歴史教科書を国が定める「国定教科書」とする方針を示した。これに対して野党は反発し、与野党が対立している。

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韓国メディアによると、韓国教育省はこのほど、中学・高校の歴史教科書を体系的に整備すると発表。今回の会議で関係各方面の意見を聞き、将来的な方向性を決める。与党側が「国定化」方針を示したことで、与野党対立がさらに激化するのは必至だ。

セヌリ党は「青少年が客観的で正確な歴史認識を身につけ、国民統合を実現する上で、歴史教科書の『正常化』は不可欠だ」としている。一方、野党は「教科書を国が決めると特定の政治理念に偏向する恐れがある。先進国でそのような手法を採用している国は極めて少ない」と指摘している。（翻訳・編集/大宮）