2015年10月5日、韓国・国民日報によると、インターネット上でロッテグループへの反感が収まる気配を見せない。

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企業の国籍問題で、ロッテグループの辛東彬（シン・ドンビン）会長は公式の席上でたびたび、「ロッテは韓国企業」と強調してきた。しかし、韓国のネットユーザーは、ロッテが日本の五輪代表選手を応援したことを取り上げ、ロッテの「二股的態度」を批判している。

ロッテの広告写真を見ると、浅田真央選手がロッテの代表的チョコレート「ガーナ」を持っている。浅田選手は、日本を代表するフィギュアスケーターで「フィギュアの女王」キム・ヨナとライバルだった。浅田選手の写った広告写真には、「ロッテはソチ五輪、日本代表選手団を応援しています」と書かれている。昨年ソチで開催された冬季五輪で、ロッテが日本代表団を応援していたことが、「日本企業ではないのか」と批判の声を高めている要因になっているようだ。

ロッテに対する韓国のネットユーザーの反感が大きい理由は他にもある。8月に浮上したロッテの内紛騒動以降、インターネット上で、日韓両国で似たような価格で販売されているロッテリアのエビバーガーやアーモンドチョコなどを比較し、「ロッテが韓国の消費者を『カモ』にしている」といった文章が出回った。製品の量や質が、日本で販売されている商品に比べて韓国の商品では劣っている、または減少していると主張するものだ。

こうした報道に、当の韓国ネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられている。

「ロッテを韓国企業だなんて見ているやつはいない」

「家に一番近いスーパーはロッテマートだけど、離れた現代デパートで買い物をすることにする」

「韓国語もまともできない者がトップにいる会社が、韓国企業か？」

「私は、ロッテは韓国企業だと思う」

「ロッテは元々日本発祥だから、日本企業と言うのが正しいだろう」

「日本のエビバーガーには、本当にエビがたくさん入っているのか？韓国ではあまり入ってないぞ」

「日本の企業とか韓国企業とか問うことに何の意味がある？」

「いずれにしても、ロッテが親日企業であることに変わりはない」

「以前、オーストラリアで出会った日本人の友達がくれたロッテのガムを見て、ロッテはどの国の企業なのかでケンカになったことがある。その時は、互いに自国企業と主張したが、もし今再び会ったら、日本企業と認める」

「フィギュアスケートの試合の時、浅田選手のユニフォームやインタビューのバックにはロッテのマークが入っていた。日本企業に違いない」（翻訳・編集/三田）