2015年10月6日、韓国・朝鮮日報によると、日米など12カ国は5日、環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）の締結交渉で大筋合意に達した。

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米アトランタで日米など12カ国が参加して行われていたTPP締結交渉は5日、TPP域内の貿易に関するルールや各国間の農産物などの関税削減や撤廃などに関する交渉を妥結することで確認した。

韓国はこれまでTPP交渉に参加してこなかった。しかし、TPPに参加すれば、発効から10年で計1．8％の国内総生産（GDP）増大の効果があるとの指摘もあり、韓国内では「韓国が『環太平洋経済同盟の落後者』になるかもしれない」「一刻も早くTPPに参加するべき」との声も出ているという。

韓国は世界のGDPの75％を占める国と多国間自由貿易協定（FTA）を結んでおり、これまでのFTA競争では日本を圧倒していた。しかし、今回のTPP合意により、日本は世界のGDPの40％を占める国とFTAを結ぶことになった。これについて、ソウル大国際大学院の安徳根（アン・ドックン）教授は、「FTAで経済領土を広げる韓国をうらやましく思っていた日本としては、TPPが韓国を一気に追い越す『神の一手』なのだろう」と話しているという。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「朴大統領もそろそろ仕事しようよ…」

「TPPに参加すれば、中国とのFTAが台無しになってしまう。それにTPP参加国の多くがすでに韓国とFTAを発行しているから問題ない」

「米国はいつでも日本の味方」

「最近は日米韓の3カ国同盟ではなく、日米が韓国を日米同盟の集り屋として見ているような気がする」

「参加したら、今度は『親日政府！』と批判するのだろう。不満ばかりの韓国メディアは無視すればいい」

「米国は昔から信頼できない国。利益がないと判断したらすぐに切り捨てる。日本は根っから信頼できない国だし…」

「韓国は中国と協力すればいい」

「TPP参加に反対！日本と米国が主導しているからか、不吉な予感がする」（翻訳・編集/堂本）