2015年10月5日、銭江晩報は、今年のノーベル医学・生理学賞受賞が決まった中国中医学者の屠●●（トゥ・ヨウヨウ。●＝口へんに幼）氏に電話取材を行った。

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屠氏の受賞理由は、マラリア治療薬の精製に大きく貢献したこと。受賞が決まってから3時間余り経った午後8時過ぎ、4回目の電話でようやく本人とつながった。第一声で「今日はたくさんの人から電話をもらいました」と語った屠氏。以下はインタビューの概要。

記者：お休みのところ申し訳ないので、いくつか簡単に質問させていただきます。いつ受賞を知りましたか？

屠氏：今晩、テレビを見て知りました。

記者：受賞は意外でしたか？

屠氏：特別な思いはありません。ちょっと意外でしたが、とてもということではありませんでした。

記者：どうしてですか？

屠氏：これは私一人の栄誉ではなく、中国の科学者全体の栄誉です。みんなが数十年にわたって研究をしてきたので、受賞はそれほど意外に感じませんでした。

記者：国慶節の連休はお出かけにならないのですか？

屠氏：体調があまり良くなくて、家で休んでいます。

ここで屠氏に代わって屠氏の夫が電話に出る。

屠氏の夫：すみません。彼女の同僚が尋ねてきまして。

記者：旦那さんとして、奥さんの受賞をどう思いますか？

屠氏の夫：国のために栄誉を勝ち取った、ということに尽きると思います。

記者は、「高齢の2人は夜遅くの電話にもかかわらず、非常に丁寧に対応してくれた」と記している。（翻訳・編集/北田）