2015年9月30日、韓国・ノーカットニュースによると、韓国の消費者がディーゼル車の排気ガス低減装置不正操作を行ったフォルクスワーゲンを相手に訴訟を起こすことになった。

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韓国の法律事務所バルンは30日、フォルクスワーゲンとアウディのディーゼル車を所有している韓国人消費者2人が、フォルクスワーゲングループとアウディフォルクスワーゲン・コリアなどを相手に、ソウル中央地方裁判所に不当利得返還請求訴訟を起こすと明かした。

原告の訴訟代理人バルンは、「被告の詐欺行為がなければ、原告らは排出ガス許容基準を遵守していない車を、巨額を支払って購入しなかった」と主張。「民法第110条の規定により、自動車の売買契約をキャンセルする。売買契約が無効となったため、被告は原告が支払った代金を返還する義務がある」とし、購入時から売買代金の年5％の利息も返還するよう付け加えた。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「米国では国が前面に出ているのに、韓国では消費者が個別に対応しないといけないとは」

「消費者を欺いた報いだ」

「この際、ガソリンより軽油の価格を高くしてディーゼル車の台数を減らすなど、排出ガス問題への配慮をすべきだ」

「日本は正しかった。みんながディーゼルをもてはやしていたのに、日本はディーゼルエンジンに見向きもしていなかった。日本人は嫌いだけど賢明なことは認める」

「環境保護を意識してフォルクスワーゲンを購入したというのは、ちょっと無理がないか？」

「何年も乗っていながら、今さら全額返金しろと言うのもどうかと思う」

「勝訴したらタダで車に乗れて、銀行よりも高金利で金を運用できたということだな」

「ポルシェのカイエンのディーゼル車も結構売れているけど、これはどうなんだ？」

「見栄張って輸入車に決めたが、ガソリン車の価格と維持費には耐えられなくて、一番低価格なフォルクスワーゲンのディーゼル車を買ったってとこだろう。そんなやつが、環境活動家気取りか？」（翻訳・編集/三田）