2015年9月15日、中国・重慶市で宝くじに当たった男が最初にやったことは、妻と別れることだった。そして離婚後に当選金460万元（約9000万円）を手に入れた。重慶晨報が伝えた。

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重慶市梁平県の裁判所はこのほど、高額の宝くじに当選したにもかかわらず、これを妻に知らせず、妻と離婚した夫の被告に対し、115万元（約2200万円）を元妻に支払うよう命じた。

原告の袁（ユエン）さんは、1998年に被告の劉さんと結婚、1女をもうけた。劉被告は仕事に就かずに麻雀ばかりの毎日で、暮らしは袁さんが支えた。一獲千金を狙っていた劉被告は結婚当初から常に宝くじを購入していたが、その費用も袁さんの稼いだ金だった。

今年2月、劉被告は袁さんに「どうしても別れたい」と離婚を迫り、袁さんは仕方なくこれに同意。その後、袁さんは劉被告が宝くじで460万元の高額当選をしていたことを知り、「被告が宝くじを購入したのは離婚前。当選金は夫婦の共有財産になる」として、当選金の半分を求めて訴訟を起こした。

裁判所は今月6日、当選金を夫婦の共有財産と認め、劉被告に対し袁さんへの115万元の支払いを命じた。原告も被告もこの判決を不服としており、今後控訴する見込みだ。ネットユーザーの多くが夫を非難しており、「こんなクズが高額当選するなんて世の中不公平」「お金のために家族を捨てるなんて、いつか後悔するぞ」といった声が相次いでいる。（翻訳・編集/本郷）