2015年9月14日、参考消息網は仏ラジオ・フランス・アンテルナショナル（RFI）の報道を引用し、来年上半期の上海ディズニーランド開園に向けて、上海市政府が「パレードブルー」を実現した北京にならった計画を打ち出したと報じた。

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「パレードブルー」とは、今月3日に首都・北京で開催された抗日戦勝記念式典の軍事パレードを受け、青空になった天気のこと。当局はこれを実現するために工場の操業停止や交通量規制など大掛かりな対策を講じていた。上海は北京にならい、ディズニーランドの敷地周辺の汚染度が高く、エネルギーを大量消費する153社を閉鎖させる計画。対象企業は公表されていないが、多くの企業は来年末までの操業停止に関する通達を受け取ったとみられている。

上海ディズニーは開園した年に2000万人、翌年からは毎年3000万人が訪れると予測されており、今回の報道に対して中国のネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられている。

「ディズニーは世界で一番有名な遊園地だけど、これはやり過ぎではないだろうか」

「大勢の失業者が出るってこと？」

「閉鎖しなくても汚染物質の排出量を基準内に抑え込んだら自然と青空になる」

「日本のディズニー上空は青空だ」

「環境を汚染する工場の閉鎖はありがたい」

「わが社が引っ越すのはこのためか？」

「中国の各都市にディズニーがオープンすれば青空の下で暮らせるな」

「ディズニーはこれにいくら払ったんだろう」

「上海政府にとって、ディズニーは市民の健康より重要」

「ディズニーに反発するような発言は祖国裏切りの刑に匹敵する」

「こんなに厳しい措置は工場の安全管理のためにやってくれ。もし安全対策が厳格に監督されていたら天津の爆発は起こらなかった」

「五輪ブルーにパレードブルー、今度はディズニーブルーか。作り物ではない青空って無理？」

「空は青くても地面にごみが散乱し、交通渋滞、ダフ屋なんかで大変になるんじゃないの」（翻訳・編集/野谷）