「やっと学校で勉強できる」=白血病の男の子、幾度も小学校から「入学拒否」―中国

Record China    2015年9月15日(火) 14時37分

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10日、成都商報は紆余曲折を経て小学校に入学した白血病の男の子について紹介した。写真は教室。

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2015年9月10日、成都商報は紆余(うよ)曲折を経て小学校に入学した白血病の男の子について紹介した。

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四川省瀘州市に住む男の子は3歳の時に急性リンパ性白血病と診断されたが、治療の甲斐あって幼稚園にも通った。卒園した際には周りの子と大差ないほどにまで回復。

卒園後母親は男の子を小学校に入学させるべく、役所や学校に何度も相談したが入学はできなかった。7歳になった今年こそ息子を入学させようと母親は駆け回ったが、相談した小学校2校に拒否され、役所に相談。9月初めの入学時期になっても通知が来ないため母親は再び役所に駆け込み、担当者の交渉でようやく入学することができた。

男の子の入学を拒否した小学校は、「以前白血病の子が学んでいたことがあったが、不注意から机の角にぶつかり、治療に大変な手間がかかった。結局親は子どものことを心配し転校した」と説明しており、もう1校も、周りの環境が不十分で男の子がけがすることを恐れ拒否したと話している。

無事に入学できたが、役所の担当者は「これで終わりではない。彼が安全に学校生活を送れるように、保護者や学校と交流し問題を解決して行きたい」と述べた。

9日、男の子は母親に連れられ、学校に姿を見せた。母親からかばんを受け取った男の子は、うれしさのあまり目に涙が浮かばせていたという。(翻訳・編集/内山)

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