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8日、世界中に幅広いユーザーを抱える写真・動画共有アプリ「インスタグラム」で各国の写真家がコラボレーションし、ステレオタイプに縛られない多角的な中国の姿を伝えるアカウントが立ち上がっている。資料写真。
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2015年9月8日、世界中に幅広いユーザーを抱える写真・動画共有アプリ「インスタグラム」で各国の写真家がコラボレーションし、ステレオタイプに縛られない多角的な中国の姿を伝えるアカウントが立ち上がっている。米紙ワシントン・ポストの報道を、中国日刊紙・参考消息が9日付で伝えた。
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「制服姿の人民」「毛沢東の肖像画」「黒煙をあげる工場」。海外のメディアがこれまでに作り上げてきた、お決まりの中国像。これもまた決して間違いではないが、非常に狭い視点でとらえた中国の姿でもある。
米写真代理ゲッティ・イメージズのケビン・フレイヤー氏と仏AFP通信のフレッド・デューフール氏が発起人となり、世界各国20人以上のフォトグラファーで構成される「Eyes on China Project」。各写真家が捉えた中国の自然や日常の光景、個人的な連作の中の1枚など自由に投稿する。時事に関連する写真も投稿されるが、少し変わった視点から撮影された作品が求められる。最近の例では、天津の倉庫で発生した大規模な爆発事件に絡んで、悲嘆にくれる犠牲者の母親の姿が投稿されたり、戦後70年を記念した軍事パレードに絡んで、出稼ぎ労働者が垣間見たとの視点でこれを描写した作品が投稿されたりした。
プロジェクトに参加するある中国人フォトグラファーは「写真を通じ、一個人の視点や意見を発信できる点がよい。特に中国人写真家にとっては、世界を相手にすると言葉の壁がありますから」と話す。
現在、同プロジェクトがインスタグラムに開設したアカウントには250点近い写真が投稿されており、すでに1万4000人を超えるフォロワーがついている。今後は中国国内のSNSにも進出する計画で、すでに「中国版ツイッター」と呼ばれる微薄で第一歩を踏み出しているという。(翻訳・編集/愛玉)
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