2015年9月8日、太原新聞網によると、山西省太原市に住む年配男性が財布を落としたが、親切に届けてくれた年配女性に対しかたくなに自分の物ではないと否定した。

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6日午前、同市のバス停から降りた男性は付近で財布を落とした。それを見つけた女性はすぐに男性の後を追い、「財布を落としませんでしたか？」と話しかけた。ところが男性は「落としていない」と否定。そそくさとその場を後にする男性を見て女性は財布を取り出し、男性を呼び止めた。財布を見て男性はすぐに引き返し、「申し訳ない。あなたを誤解していた。財布は確かに私のだ」と女性に謝り、1年ほど前に同様の状況下で詐欺に遭った事情を説明した。

当時若い男が「財布を落としたか？」と男性に話しかけ、男性が自分のではないと話すと、人気のないところまで男性を連れて行き、分厚い紙幣が入った財布を山分けしようと持ち掛けてきた。男の言葉巧みな誘惑に負け、男性は所持金すべてを差し出し、自分は財布を持ち帰った。家に帰り中身をよく見ると、入っているのは札束ではなく、紙きれだった。こうした経緯もあり、女性が詐欺師と同じような形で話しかけてきたため、男性は警戒しそそくさとその場を後にしたという。（翻訳・編集/内山）