世界の空軍力、中国4位、日本5位の結果に―米誌

Record China    2015年9月4日(金) 17時6分

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2日、規模、影響力、任務遂行能力の3つの指標によると、世界トップ5の空の力は米空軍、米海軍・海兵隊、ロシア空軍、人民解放軍空軍・解放軍海軍航空兵、航空自衛隊の順となる。

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2015年9月2日、規模、影響力、任務遂行能力の3つの指標によると、世界トップ5の空の力は米空軍、米海軍・海兵隊、ロシア空軍、人民解放軍空軍・解放軍海軍航空兵、航空自衛隊の順となる。米ナショナル・インタレスト誌(電子版)が伝えた。

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▼米空軍

米空軍には5600機の軍機が就役している。これにはF-22ラプター、F-35、F-15、F-16戦闘機、B-2、B-1、B-52戦略爆撃機、C-5、C-17、C-130輸送機が含まれる。これらの軍機は米国大陸、英国、日本の米空軍海外基地に配備されている。米空軍の部隊は約31万2000人の現役兵を持つ。人数では中国空軍に劣るが、現役軍機の数は解放軍を上回る。米空軍は世界初のステルス戦闘機部隊を持ち、世界で初めて第5世代戦闘機の初飛行を成功させ、世界で初めて全ステルス戦闘機部隊を形成した。

▼米海軍・海兵隊

米海軍と海兵隊の規模と能力は要注目だ。3700機の軍機を持つこの世界2位の空の部隊には、1159機の戦闘機、133機の攻撃機、172機の偵察機、247機の輸送機、1231機のヘリが配備されている。

▼ロシア空軍

旧ソ連の解体後、大半の空の力はロシアに掌握された。ロシアはこの巨大な遺産に数十年間依存してきた。ロシアは1500機の戦闘機、400機の軍用ヘリを持つ。大半の戦闘機は老朽化しており、実質的に更新されておらず、就役も途絶えている。MiG-29、Su-27、MiG-31戦闘機は、冷戦前のままだ。ロシアの軍需企業はT-50/PAK-FA戦闘機を生産中だ。これはロシア初の第5世代戦闘機だ。報道によると、ロシアは新型戦略爆撃機のPAK-DAの開発を行っている。

▼中国解放軍空軍・解放軍海軍航空兵

中国人民解放軍は中国武装部隊の保護シェルターで、主な飛行部隊は解放軍空軍と解放軍海軍航空兵に分かれる。解放軍空軍と解放軍海軍航空兵は1321機の戦闘機 攻撃機、134機の爆撃機 給油機、20機の早期警戒機を持つ。中国には他にも700機の攻撃ヘリがあり、その大半が中型クラスだ。一見したところこれは大規模な空中部隊で、巨額の国防費が費やされてはいるが、これらの軍機の大半は時代遅れとなっている。先進的と言えるのは500機のみで、これらの戦闘機は1980年代にロシアが開発したSu-27と国産多機能戦闘機のJ-10の改良版だ。残りの819機は1970年代のもので、外国空軍の深刻な脅威にはならない。

▼日本航空自衛隊

航空自衛隊(JASDF)は、同リストのブラックホースとなった。日本には300機余りの高品質の多機能戦闘機があり、この島を陸海空の脅威から守っている。日本の軍事政策の影響を受け、航空自衛隊の防御型の戦闘機は高度に専門化している。まずは防空任務だが、日本人は当時いかにして本土の制空権を失ったかをよく覚えている。日本のパイロットは領土侵犯を防ぐため地上からの攻撃を訓練するほか、対艦作戦任務の訓練を行い敵国の輸送船と艦隊に対応しようとしている。しかし日本は遠距離攻撃など、侵攻を目的とする任務の訓練を行っていない。

日本のパイロットは質の高い訓練を受けており、同業者から尊重されている。日本のパイロットは米空軍のレッドフラッグ演習に定期的に参加しており、かつ外国の航空機による領空への接近に備え、常に警戒を維持している。2014年上半期、中国とロシアの戦闘機が日本の領空に533回接近した。

日本は米国から、最も優秀な戦闘機を調達している。1980年代には233機のF-15J単座機とF-15DJ双座機を調達した。これらの戦闘機はF-22によって淘汰されたが、日本は米国のF-22の輸出を制限する法律に失望させられている。日本は42機のF-35A総合打撃戦闘機を調達中で、第1陣となる4機の調達が先月決定した。日本はさらに国産のF-3戦闘機の開発を続け、F-15の後継機とすることで、今後米国の最先端の戦闘機を導入する際に受ける制限に備えようとしている。日本はさらにF-15JとF-2を更新し、空対空の能力を強化した。

日本には米国製の戦闘機部隊があり、早期警戒能力を手にし、命令 制御を可能にしている。日本には4機のE-767早期警戒管制機、13機のE-2Cがある。航空自衛隊は最先端のE-2Dを導入し、日増しに増加する空からの侵入に備えようとしている。(提供/新華網日本語版・翻訳/呉寒氷・編集/武藤)

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