2015年9月2日、広州日報は中国の交通銀行が間違って顧客に「10億元（約190億円）消費されました」とメッセージを送信した騒動を紹介した。

【その他の写真】

広東省東莞市で飲食店を経営する男性は先月20日、交通銀行から「お客様のクレジットカードに10億元が振り込まれました。詳細は公式サイトでご確認ください」とのメールが携帯電話に届いた。ところがその1分後に、「お客様のクレジットカードで10億元が消費されました」とのメールが届いた。

さらに数分後、同行より確認の電話が3度あり、男性の操作によるものでないと確認し、安全を考慮して男性のクレジットカードを1週間凍結したという。

これに対し男性は、「こんな初歩的なミスをするなんて驚きだ。だが、銀行側のミスなのに、なぜ私のカードが凍結される？仮に私のお金が銀行のミスにより消費されたことになった場合、誰が責任を取るんだ？」と怒りをあらわにした。男性の指摘に対し、銀行側は「銀行のシステムをアップグレードした際に不具合が生じたのだろう」と説明し、謝罪した。（翻訳・編集/内山）