東京五輪エンブレム使用中止決定=中韓ネットからは無責任・批判の声、日本では組織委の責任問う声も

Record China    2015年9月2日(水) 19時45分

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2日、盗作疑惑の出ていた東京オリンピック公式エンブレムの使用中止が決まったことについて、日中韓のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真は佐野氏が発表した東京五輪エンブレム。

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2015年9月2日、盗作疑惑の出ていた東京オリンピック公式エンブレムの使用中止が決まったことについて、日中韓のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。日本の国際的な信用が失墜したことだけは確実で、「次は東京五輪の開催中止かな」との無責任な声すら聞こえてくる。

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東京五輪・パラリンピック組織委員会は1日、公式エンブレムの使用取りやめを発表するとともに、「国民やスポンサーにご心配や迷惑を掛けた」と謝罪した。武藤敏郎事務総長は、盗用を改めて否定した上で、「ベルギーの劇場のロゴとは全く違うという確信は変わらない」「(原案のデザインを含めて)盗用はないというアートディレクター、佐野研二郎氏の説明や専門家の判断を了承した」とし、白紙撤回はあくまで国民理解が得られないことが理由だと説明した。

これについて中国のネットユーザーからは、「悪くないデザインだったのに」「これまで『問題ない』と説明していたのに、どうして考えを変えたのだろう」と決定を疑問視する向きがある一方、「日本が戦後に築き上げた国際的な信用がガタ落ちだ。安倍首相の取り巻きの罪は大きいぞ」「大日本帝国は本当に偉大だな。メインスタジアムに続いて、あんなに擁護したエンブレムだって…。国民の税金をこんなふうに無駄にしちゃうんだ」「次は東京五輪の開催中止かな」と言われっぱなしだ。韓国ネットからも「一目で盗作と分かるのに、恥ずかしくないのか?」「やっぱり、白人の前では韓国人よりももっと小さくなる日本人らしいよ」とたたかれた。

この件については日本のネットも、「日本の恥」「もっと早く使用中止していれば、ここまで問題が大きくならなかったかもしれないが、それでもひどい話には変わりない」などと平身低頭。ただ、「デザイナーの端くれとして、仲間だと思って擁護していたのに、完全にコネ採用されて仲間じゃなかった」との憤りの声も寄せられた。よく分からない中止決定理由や責任問題への説明があいまいだった組織委については「責任を取るべき」との指摘もみられた。(編集/長澤)

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