Record China 2015年8月20日(木) 9時42分
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19日、韓国で昨年4月にセウォル号の惨事が起こって以来490日、船体引き揚げに向けた水中調査が始まる。写真はソウル中心部の光化門広場。
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2015年8月19日、韓国・聯合ニュースによると、韓国で昨年4月にセウォル号の惨事が起こって以来490日、船体引き揚げに向けた水中調査が始まる。
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韓国政府は昨年11月11日、行方不明者9人を残したまま捜索作業の終了を決めた。その後、韓国海洋水産部が船体引き揚げの方法を検討、引き揚げ業者の選定を行ってきた。19日から始まる水中調査は10日間の予定で、潜水士によりセウォル号の状態や潜水環境が確認される。
水深約44メートルの海底にある船体は、もともと6825トンだが、海生生物が付着するなどして、8500トン程度の重さになっているとみられている。これだけの規模の船体を切断せずに引き揚げた例は世界的にもないが、行方不明者が船内に残っていると想定されることから、そのままの形状で陸地まで運ぶ計画だ。
今回の引き揚げにかかる費用は851億ウォン(約93億6100万円)、韓国国内では政府による遺族への補償金の支払いについて以前から話題に上っており、この報道について、韓国のネットユーザーから寄せられたコメントには引き揚げ費用に関するものも目立つ。
「引き揚げに反対」
「851億ウォンの無駄遣い」
「1年以上たって、船を引き揚げるために外国企業を呼んで、これだけの血税を使う国は、空前絶後だろう」
「前例のない最悪の惨事だから、調査も当然、前例のないくらい完璧にやるべき」
「遺族のためには当然すべきことだ。『やらなくてもいいのにやってあげてる』というニュアンスを漂わすのはやめろ」
「この事件の判決は『原因は分からない。船体を引き揚げて原因を探るべき』というものだ。304人の救助に失敗した原因をきちんと明らかにすべき」
「始めたことだから、良い成果が得られるといい」
「始めるのが遅かったとは思うけど、無事に引き揚げを終えて、二度と同じような惨事が起こらないよう、歴史の教訓にしてほしい」
「国民の税金を使わずに、遺族が負担しろ。それ以外は興味ない」(翻訳・編集/和氣)
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