2015年8月11日、韓国・世界日報によると、輸出に頼っていた韓国経済は今後、内需主導経済への転換が必要だが、個人の消費は落ち込む一方であり、出口の見えない状況が続いている。

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韓国LG経済研究院はこのほど、報告書「消費性向がより下がる可能性が高い」で、「韓国の経済の潜在成長率は今後、2％台に落ち込む見通しだ。さらに2020年には1％台に低下するだろう」と予測した。2000年代半ばまで、韓国の輸出増加率は2桁を記録し、経済を引っ張っていたため、消費の役割は重要視されていなかった。しかし世界金融危機以降、中国などとの競争が激化し、輸出が景気を主導するのは難しくなった。そのため、韓国は消費が経済成長を主導するよう構造改革をする必要がある。しかし2012年以降、経済の成長潜在力の低下や期待寿命の上昇などの理由から、消費は落ち込む一方だ。個人消費の増加率は3年連続で1％台にとどまっている。

また、国内企業の景気認識もなかなか回復の兆しを見せない。韓国の全国経済人連合会がこのほど、売上高基準上位600社を対象に実施した企業景況指数（BSI）調査の結果、8月の総合景気指数は89．6となった。指数は100以上であれば、景気が良くなると考える企業が、そうでない企業より多いことを意味する。

このような状況を克服するため、韓国内からは「内需サービスの育成の強化が急がれる」と指摘する声が相次いでいるという。

これについて、韓国のネットユーザは以下のようなコメントを寄せている。

「所得は変わらないのに物価は上昇し、福祉は不安定」

「大統領選びがどれだけ重要かが分かった」

「韓国はもう限界。国民は国が崩れていくのをじっと見ているしかない」

「韓国人は国内で稼いだ金を外国で使う。『景気が悪い』と言っているのに、なぜか夏休みシーズンの日本行の航空券はすでに完売…」

「北朝鮮よりも先に韓国が滅びるだろう（笑）」

「国民は今日を生きるのに精一杯で、どうしたら改善するのか考える余裕もない」

「確かなことは一つ。朴大統領が無能だということ」

「韓国のように資源のない国で経済を発展させようと思ったら、技術を向上させる以外に方法はない」

「やっぱり…。韓国はギリシャと同じ道をたどる」（翻訳・編集/堂本）