韓国で裕福な高齢者と貧困高齢者の収入格差が拡大傾向、昨年は9.2倍に―韓国メディア

Record China    2015年8月10日(月) 22時17分

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9日、韓国の高齢者の貧富の差が拡大を続け、昨年は9.2倍になった。資料写真。

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2015年8月9日、韓国・亜洲経済(中国語電子版)によると、韓国の高齢者の貧富の差が拡大を続け、昨年は9.2倍になった。

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韓国現代経済研究院のイ・ヨンファ首席研究員は9日発表した「Woopie族とPoopie族の比較」と題するリポートで、韓国の高齢者の貧富の差が2006年の8.8倍から昨年は9.2倍へと拡大したと指摘した。

Woopie族(Well-off older people)とは収入中位数の150%以上の収入がある「裕福高齢者」を、Poopie族(Poorly-off older people)とは同50%以下の「貧困高齢者」を指す。

リポートは韓国統計庁の「2006−2014家庭動向調査」に基づき、全高齢者世帯に占める貧困高齢者世帯の割合を54%(200万世帯)、裕福高齢者世帯を6.2%(23万世帯)と算出した。

裕福高齢者世帯の月平均の収入は、06年の448万ウォン(約47万8000円)から昨年は580万ウォン(約61万8000円)へと増加し、年平均3.3%の増加率を見せた。一方、貧困高齢者世帯の月平均収入は51万ウォン(約5万4000円)から63万ウォン(約6万7000円)へと年平均2.7%の増加にとどまった。だが、基礎老齢年金などを除くと、貧困高齢者世帯の月平均収入は39万ウォン(約4万1000円)から33万ウォン(約3万5000円)へと減少している。(翻訳・編集/柳川)

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