2015年7月18日、「米国のオバマ大統領が韓国の教育熱や教師を絶賛した」と韓国で報じられた。韓国のネットユーザーは鼻高々と思いきや、「大きな錯覚」などの声が続出。日本のネットユーザーは「褒めるところないから」などと冷笑している。

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韓国・聯合ニュースによると、オバマ大統領は15日（米現地時間）、オクラホマ州の高校で行った演説で「韓国では教師が医者と同等の報酬を受け取っており、教育（教師）を最高の職業として捉えている」と述べた。この発言は、教育の重要性に加えて、低所得層によるインターネットへのアクセス拡大の必要性を強調した文脈で出たものだ、という。

就任当初から、韓国の教育制度などを称賛しているとされるオバマ大統領だが、聯合ニュースは「公教育崩壊や塾市場の過熱に見舞われている韓国国内の否定的な現実とはかけ離れた発言」と紹介。韓国のネットユーザーからも

「オバマよ、しっかりしろ」

「オバマは何か大きな錯覚をしているようだけど、悪くはないね。真実を知るより、こうして言ってくれれば、韓国のイメージが良くなる」

「ふざけたことを言ってるな。おまえが韓国に来て英語教師でもやれ」

「医者の初任給は1000万ウォン（約110万円）、教師の初任給は150万ウォン（約16万円）」

「その演説の文章は、セヌリ党（韓国の政権与党）が書いたのかな？」

「オバマの最大の短所は、韓国をよく知らないのに何かと過大評価する点だ」

「味方をしないとやばいことについては日本の味方をするか黙認（事実上は日本を手助け）しながら、こういうどうでもいいことについては韓国を持ち上げるという戦略だ」

などのコメントが集まった。

日本のネットユーザーは

「オバマさんも褒めるところないからって苦労してるね。でも間違ってるけどね」

「オバマが他国の教育システムなんぞに興味がないだろ。どっかで聞きかじった話をリップサービスしてるだけ」

「リップサービスをすれば簡単に喜ばせられる相手だと思われてるんだよ」

「なるほど、教育システムは最高なのですね。と、いうことは、教育を受ける側に、大きな問題があるということですね」

「最高ならあれほど子供をアメリカに留学させないだろう」

「教育って本当に重要だな 。韓国を見てつくづく思うわ」

などと反応している。（編集/KU）