2015年7月14日、参考消息網は海外メディアの報道を引用し、中国の広州（広東省）から米ロサンゼルスに向かう中国南方航空の機内で中国系の乗客が騒ぎを起こし、米連邦捜査局（FBI）が調査に乗り出したと報じた。

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シンガポール華字紙・聯合早報によると、同便は11日午後9時ごろに広州白雲国際空港を出発した。約5時間後、この乗客が「座席が占拠された」などと客室乗務員に不平を言い始め、他の乗務員や周囲の乗客がなだめようとしたが逆に激昂。大声で暴言を吐き、「乗務員がロサンゼルスのどのホテルに宿泊するか知っている。人を使って報復する」「ロサンゼルスは車が多いから気を付けろ」と脅迫した。

騒ぎがエスカレートするのを阻止するため、責任者が当事者となった乗務員に立ち去るよう指示したが、乗客は乗務員の後を追い回し、機内の壁を足で蹴るなどしたため、機長が通報に踏み切った。ロサンゼルス到着後に機内に乗り込んだ警察がこの乗客を連行したが、「事態は深刻」と判断し、案件をFBIに引き渡した。（翻訳・編集/野谷）