2015年7月8日、環球網によると、露メディア・スプートニクは同日、高速鉄道は人々の移動に多大な利便性をもたらすが、それは軍事面でも同様だと伝えた。高速鉄道は中国の最新秘密兵器であり、これを利用することで、軍事力を迅速に移動させられるようになったとしている。

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部隊の迅速な輸送を実現させることは、周囲を取りまく14カ国との関係を考慮した上でのことだ。中印国境には紛争が今も続き、中国南部ではミャンマーとの国境に不安定要素が潜んでおり、西部はキルギスタンやタジキスタンと、北部は北朝鮮と国境を接しているが、民間施設を利用することで素早く対応できることになる。

国防総省米陸軍対外軍事研究室（FMSO）は6月に発表した報告書「OEウオッチ」で、この新たな交通手段は進歩の1つであり、軍が兵営から高速鉄道に乗るようになれば、部隊の移動速度は大幅に向上すると指摘している。中国は世界最大の高速鉄道網を有しており、中国政府は2020年までに路線をさらに増やす計画だ。（翻訳・編集/岡田）