8か月前に病死の新郎と感動の挙式!葬儀場で、牧師に涙の誓い―広東省広州市

Record China    2007年9月13日(木) 15時40分

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2007年9月、広東省のある葬儀場で、花嫁1人だけで進める結婚式が挙げられた。新郎は半年以上前に亡くなった。花嫁は、「式を挙げることは彼の生前の願いだった。私は彼に一生添い遂げます」と静かに語った。

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2007年9月1日、花嫁1人だけで進めてきた結婚式が広東省の広州沙湾葬儀場で挙げられた。新郎は半年以上前に亡くなったという。花嫁のアンナ(仮名)さんは、「結婚式を挙げることは彼の生前の願いだったのです。私は彼に一生添い遂げます」と静かに語った。

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事情を知る人によると、新郎は招国華(ジャオ・グオフア)さんといい、深センの設計会社で働くエンジニアだった。03年に悪性リンパ腫末期と診断され、今年1月に亡くなった。招さんの遺族とアンナさんは病院を提訴するため、遺体を火葬しなかった。

アンナさんはウエディングドレスを身にまとい、招さんにも泣きながらタキシードを着せ、式はしめやかに執り行われた。結婚行進曲が流れると、アンナさんは招さんの棺に駆け寄り、手を握り締めた。

「あなたは招国華さんに嫁ぎ妻となり、彼を一生愛することを誓いますか?」アンナさんは泣きじゃくりながら「はい、誓います」と答えた。牧師は祝いごとなのだから喜びなさい、とアンナさんを諭した。アンナさんは泣き声を抑えた。

わずか12分の間に、“婚葬”が同時に執り行われた。アンナさんは招さんの手と頬にキスをし、静かに棺を閉じた。

今回の挙式にあたっては、中国国内の牧師には皆引き受けるのを断られ、やっとのことでシンガポールから引き受けてくれる牧師を探し出した。招さんの遺族は式に参加しなかったが、今後アンナさんとともに病院を提訴する。弁護士の鄒(ゾウ)さんはアンナさんに同情し、また今回の式に感動して、病院提訴に関し協力すると語った。(翻訳・編集/YO)

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