タカタ製エアバッグ問題、グローバル調達モデルの欠陥が浮き彫りに―中国紙

Record China    2015年6月30日(火) 17時52分

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30日、タカタ製エアバッグ問題でグローバル調達モデルの欠陥が浮き彫りになった。写真はエアバッグ。

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2015年6月30日、新京報によると、自動車部品大手タカタは25日、記者会見を開き、高田重久CEOもタカタ製エアバッグ事件の発覚後初めて公に姿を現した。高田CEOは記者会見でタカタ製エアバッグの問題について陳謝し、調査は進行中だと語った。

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現在の自動車メーカーの業務はある意味で、自動車の組み立てに移行しつつある。座席は日本製、エンジンはドイツ製、車載システムは米国製というような状況は珍しくない。自動車メーカーの力に限りがある以上、全部品を自ら生産することはできず、優秀な協力企業を選ぶことは賢明な策と言える。

だが集中調達は大きなリスクももたらす。サプライヤーに一旦問題が起こると、生産・販売に広範囲の影響が出る。タカタ製エアバッグの問題は2008年頃からすでに明らかになりつつあったが、自動車メーカーはタカタとの協力をやめることができなかった。その調達形式はこれにも大きく関係している。エアバッグ生産では、タカタは大きな市場シェアを占めており、タカタとほかの2社が世界のエアバッグ市場シェア80%を占めている。

グローバルな調達は自動車メーカーの利潤を高めた。だがこうした緊密すぎる関係は、自動車の生産チェーン全体を脆弱にしている。生産チェーンの輪が一つ一つつながっているということは、どこかの輪で問題が発生すれば、チェーン全体が断裂してしまうということを意味する。(提供/人民網日本語版・翻訳/MA・編集/武藤)

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