AKB48総選挙で中国人による大量投票、ファンの実態とは?―中国紙

Record China    2015年6月11日(木) 21時20分

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11日、AKB48の第7回選抜総選挙の開票イベントが6日に行われたが、中国票が今回も話題となった。

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2015年6月11日、AKB48の第7回選抜総選挙の開票イベントが6日に行われたが、中国票が今回も話題となった。南方都市報が伝えた。

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昨年の総選挙では、渡辺麻友の中国人ファンが180万人民元(約3600万円)を集めて渡辺麻友に大量投票したことが明らかになり、一般の中国の人々を驚かせた。そのかいあってか昨年は、渡辺麻友が15万9864票の総選挙史上最多得票数を記録して1位となったが、今年は指原莉乃が昨年の記録を超える19万4049票を獲得して1位を奪還し、2位の柏木由紀が16万7183票、3位の渡辺麻友も昨年の記録を更新する16万5789票を獲得した。

昨年は渡辺麻友の中国人ファンが180万元で計3万6000票を買い占め、渡辺麻友の1位を後押ししたが、今年の結果を見る限り、その他のAKB48メンバーのファンもさらなる努力を重ねたようだ。昨年、指原が1位から2位に転落した後、中国人ファンは失望した様子を隠し切れず、「総選挙では、中国票の割合が今後ますます重要になっていく気配がする」というコメントをBBSに残していた。

一般の中国の人々はおそらく、「知り合いでもない女の子のために、よくもこんなに多くのお金を使えるものだ」と思っていることだろう。しかし、AKB48のファンにとっては、たいしたことではない。AKB48のファンにインタビューをして、AKB48の魅力を聞いてみた。

――AKB48の中国のファン層はどのような構成か?

私が知る限り、AKB48の中国人ファンは学生のネットユーザーが多くを占めている。その中で、オタクの数も少なくない。私も、オタクの1人だ。大部分のテレビや新聞などの既存メディアはAKB48のことをあまり知らないし、報道もほとんどしないので、ファンは1年中ネットサーフィンをしているような、新しいことを容易に受け入れる学生のネットユーザーが大部分を占めている。

――AKB48のファンクラブに入会しているか?

日本語がわからないので、日本の公式ファンクラブには入会していない。中国の公式ウェブサイトには以前登録をしたことがあるが、サービスがあまりよくなかったので、アクセスした回数は多くない。普段は主に百度のBBSや一部メンバーの伝言板に頼って情報を得るか、QQグループや他のファンと交流を行っている。

――毎年、アイドルにどのぐらいのお金をつぎこんでいるのか?

個人的には年間平均約3000元(約6万円)〜4000元(約8万円)。

――具体的には何に使っているか?

総選挙に1500元(約3万円)〜2000元(約4万円)。これ以外に、各種写真集やCD、DVDなどの関連商品。一般的にはAKB48のシングルは参加している人が多すぎるから買わない。応援しているメンバーに配分されるお金はそんなに多くないので、普段は応援するメンバーの写真集や関連商品を買うぐらい。メンバーの応援は現実的な範囲でやっている。

――学生がお金をつぎ込むことに対してどのように見ている?

知っている範囲で言えば、例えば昨年の渡辺麻友に多くのファンが募金して、180万元を集めたが、1人平均にするとそんなにたくさんのお金を出しているわけではない。昨年、僕が参加しているBBSでは総選挙で21万元(約420万円)を集めたが、これは約700人から集めたもの。平均すると1人約300元(約6000円)の支出であり、個人的には「大量のお金をつぎ込んでいる」とは見ていない。

――自分が好きなアイドルが、AKB48を卒業しても、AKB48のファンでいつづけるか?

現在のところ、影響はそんなに大きくない。2012年8月に、AKB48で人気があった前田敦子や篠田麻里子、板野友美などが卒業したが、AKB48のシングルは以前同様ヒットしているし、今年の総選挙も過去最高の得票数を記録した。これから見ると、流失したファンの影響はあまり大きくない。それに、ファンは一般的に1人だけのファンではない。イチ推しのメンバーがいなくなっても、他のメンバーがまだいるので、引き続きAKB48を応援する。こんなに可愛い女の子がたくさんいるのに、1人だけしか好きじゃないなんてありえない。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)

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