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10日、ベトナム北部のヴィンフック省で多額の資金を投じた孔子廟が建設されることについて、世論や専門家が反発している。写真は長崎の孔子廟。
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2015年6月10日、ベトナム北部のヴィンフック省で多額の資金を投じた孔子廟が建設されることについて、世論や専門家が反発している。ホー・チー・ミン共産青年団の機関紙・トゥオイチェーが報じた。中国紙・環球時報が11日付でこれを転載している。
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ヴィンフック省ヴィンイェン市ですでに建設中の孔子廟。建設資金の2710億ドン(約16億円)は、国家予算から出ている。地元当局の説明では、ベトナムはかつて儒教の影響を受けた国の一つであり、孔子廟を通じて学問と教師を重んじることを広く伝えたいという。しかし、民間からは「巨額の資金を投じて中国文化を広めるとは何事か?」「ベトナムにも多くの優れた教育者がいたはずなのに、なぜわざわざ外国人を祀るのか?」「同じだけの資金を使っていったいいくつの学校が建てられるのか?貧困によって就学できない優秀な学生を救う方がよほど有意義だろう」と、反発の声が広まっている。
ベトナムでは孔子廟は「文廟(ヴァン・ミウ)」とも呼ばれており、ハノイのものが有名。同建設プロジェクトの歴史顧問を務める人物は、「文廟は何も孔子だけを祀ったものではない。ベトナムの儒学者も祀っている」と説明しているという。(翻訳・編集/愛玉)
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