中国のペットブームが巨大な潜在市場に、飼い犬に給料の5分の1つぎ込む人も―海外メディア

Record China    2015年6月13日(土) 15時34分

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5日、中国ではペットをかわいがる人が数多く存在しており、ペット関連産業が世界で最も速いスピードで成長を続けている。

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2015年6月5日、ロイターによると、中国人のペットへの愛情が巨大なビジネスチャンスを生んでいる。中国ではペットをかわいがる人が数多く存在しており、ペット関連産業が世界で最も速いスピードで成長を続けている。環球時報が伝えた。

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銀行員のある女性(26歳)は、飼っているプードルに給料の5分の1にあたる額をつぎ込んでいる。毎週のトリミングや輸入フードなど、月に約2000元(約4万円)かけており、「最も質の良いものを与えたい」「自分の子どものような存在。違うのは人の言葉が話せないだけ」だと話す。女性は両親と同居している。

コンサルティング大手ユーロモニター・インターナショナルの予測では、2019年までに中国のペット関連産業は50%以上の成長が見込まれており、158億元(約3200億円)もの市場規模になるとみられている。米国をも上回る成長幅が予想され、食品会社のマースやネスレ、P&Gなどが市場獲得を図っている。

可処分所得の増加から、ペットを飼うことはこれまで以上に多くの中国人にとって負担可能な「ぜいたく」となっている。ユーロモニター・インターナショナルの調べでは、2014年の時点で犬を飼っている家庭は約3000万戸。とりわけ発達が著しい都市部を中心に、孤独感や精神的なストレスを解消することを目的にペットを飼う人が増えている。

高級犬種の人気が高まっているほか、高価格帯のサービスやペットグッズの需要も伸びている。北京のあるペット専門写真館では、388元(約8000円)のリーズナブルな撮影から、8888元(約18万円)もする高級コースまでメニューを取りそろえている。また、上海のペットホテルは、利用料金は安くないものの、利用者は後を絶たず、常にキャンセル待ちの状態となっている。(翻訳・編集/岡田)

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