2015年6月5日、北京晨報は記事「タイ鉄道プロジェクトをめぐり争う中日、高速鉄道3路線は日本に、中国は中速路線を受注」を掲載した。

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5月27日、タイのプラジン運輸相が日本を訪問し太田昭宏国土交通相と会見、鉄道建設協力の覚書を交わした。バンコク・チェンマイ間高速鉄道の事情化調査を実施することも決まったが、それ以外にもカーンチャナブリー県・バンコク・サケーオ県を結ぶ路線、ターク県・ムックダーハーン県を結ぶ路線と3路線の建設で協力を進めていく。

一方、中国は2014年12月にノンカイ・ラヨーン間、バンコク・サラブリ間の鉄道建設を受注している。バンコク・チェンマイ線のような高速鉄道ではないが、中国が構想する昆明とシンガポールを結ぶパン・アジア鉄道の一角を担う路線を受注している点が注目される。日中ともにそれぞれの戦略に合致したプロジェクトを手にした格好だ。（翻訳・編集/増田聡太郎）