小中生レベルの20のマナー「他人には守ってほしいけど、自分が守れる保証はない」―江蘇省宿遷市

Record China    2015年6月11日(木) 19時0分

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4日、中国東部の江蘇省宿遷市で、市民が守るべき20のマナーを記した「宿遷文明20条」の記者発表会が行われた。その内容はほとんどが日常生活に関する細かいもので、まるで小中学生に言い聞かせるようなレベルのものだ。写真はパジャマ姿で外出する上海市民。

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2015年6月4日、中国東部の江蘇省宿遷市で、市民が守るべき20のマナーを記した「宿遷文明20条」の記者発表会が行われた。江蘇省の地方紙・現代快報が伝えた。

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その内容はほとんどが日常生活に関する細かいもので、まるで小中学生に言い聞かせるようなレベルのものだ。以下がその20条。

「行列に割り込むべからず」

「バスでは必要な人に席を譲ろう」

「他人に酒を無理強いするべからず」

「汚い言葉を吐くべからず」

「食事の時にクチャクチャ音をたてるべからず」

「エレベーターの乗降時は降りる人を先に」

「エスカレーターでは右に寄ろう」

「ノックの音は大きすぎるべからず」

「公共の場所では騒ぐべからず」

「ゴミは分別してゴミ箱へ」

「公共の場所へ落書きや張り紙をするべからず」

「食事は残すべからず」

「公共の場所で喫煙すべからず」

「みだりに痰を吐くべからず」

「咳やくしゃみは口で手を覆って」

「人前で鼻をほじるべからず」

「目上の人との電話を切る時は、先方が先に切るのを待とう」

「人前にパジャマ・サンダル姿で出るべからず」

「子連れの外出時、子供の用便はトイレで」

「犬の散歩はリードをつけて。フンはきちんと始末しよう」

これらのルールを決めたのは市民自身。一般市民からの約1万1000件の応募から選び抜かれた20項目だという。市側によると、その選定基準は「他人にされると迷惑、不快と感じる行為」「本人自身は無意識か、軽い気持ちで行っている行為」とのこと。現代快報の記者が街頭で市民らに取材を行ったところ、大部分はこのルールに「賛成」「長く続いてほしい」と回答した。ところが、そんな彼らの多くが「周囲の人が守ってくれるとありがたいが、自分自身が守り続けられるかどうかは保証できない」という矛盾した気持ちを持っていることがわかった。また、「無意識の癖になってしまったものを直すのは難儀」「急いでいたり、とっさのことだったりして、実生活では守れないことも多そう」という本音も多く出た。また、中には「ささいなことを大げさしすぎ」「ルールを破ったとしても法的に罰せられることもないよね」といった意見も出た。(翻訳・編集/愛玉)

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