2015年6月3日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で、中国のネット上ではMERS（中東呼吸器症候群）の対応について韓国を非難する声が多いものの、SARS（重症急性呼吸器症候群）の時には中国の対応にも問題があったことを指摘する投稿があった。

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投稿者は、「韓国のMERS問題では、感染者が中国に来たことで中国の愛国者が韓国を責め、2003年のSARS問題の時は、わが国は大国として責任ある対応をしたと自賛している」と指摘。

しかし実際には「SARS発生当初、中国政府は事態を軽視し、正確な情報を公表しなかったため香港にも感染が拡大した。WHOによる調査時にも、北京の病院では感染者をホテルに移すなどして情報を隠ぺいしようとした」と、外国メディアの記事を引用して、大国として責任ある対応をしていなかったことを指摘した。

これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「確かに当時、メディアが公表する患者数を誰も信じてなかったなあ」

「SARSは新型ウイルスで何も分からなかったが、MERSは2012年にすでに発見されているのだから全然違う」

「どこの国も痛い経験をして学ぶものだろ。良い方へ変化し続ければいいさ」

「SARSの件があったから、MERSではわが国の対応がよかったのだろう。祖国は着実に進歩している」

「確かに最初隠ぺいしたからSARSは広がった。でも中国はその後に全面封鎖して収束できた。でも韓国はその同じ過ちを犯している」

「今の中国の対応は韓国よりずっと良い。だから韓国をののしる資格がある」（翻訳・編集/山中）