広がるMERSパニック、最大の責任は政府にある―韓国紙

Record China    2015年6月4日(木) 15時41分

拡大

2日、拡大するMERS感染について、韓国紙・中央日報は1日、感染者数の急増は政府が最大の責任を負うべきとの社説を掲載した。医療体制の気の緩みが感染拡大を許したと批判している。資料写真。

(1 / 2 枚)

2015年6月2日、中国紙・参考消息(電子版)によると、まん延するMERSパニックについて、韓国メディアは韓国政府が最大の責任を負うべきだと批判した。

その他の写真

韓国で中東呼吸器症候群(MERS)パニックが広がっている。5月20日の最初の感染者発見からわずか10日余りで感染者数は30人を数えた。これは1002人のサウジアラビア、76人のUAEに次ぐ数字だ。

韓国紙・中央日報は1日、感染者数の急増は政府が最大の責任を負うべきとの社説を掲載した。医療体制の気の緩みが感染拡大を許したと批判している。中国に出張した感染者は自分がMERSにかかったのではと疑っていたが病院側が適切な検査をせずに発覚が遅れた。また、ある兵士は、MERS感染者を治療する病院で働く母親と会ったが、その事実を軍も衛生部局も把握できなかったという。

政府の秘密主義も問題だ。最初の感染者を治療した病院は12人もの2次感染者を生み出してしまった。すでに病院は閉鎖されているが、病院の名称は今にいたるまで公開されていない。病院利用者やその家族のパニックを避けるためと政府は説明しているが、秘密にしたことで社会に疑心暗鬼が広がっている。(翻訳・編集/増田聡太郎

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携