Record China 2006年6月22日(木) 16時7分
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ハイテク産業が集まる中関村地区を走行する
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自動車の歴史において、“排気ガスゼロ”は、理想とする到達目標の一つである。 その夢が現実のものとなった。2006年6月20日、北京市において、何と排気ガスゼロを実現した、まさに環境にやさしいエコバスが試運転を開始した。
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◇1台200万ドルという費用をかけて作られた3台のバスは、水素電池を動力とし、排気ガスゼロを実現。水素の燃焼によって動力を作り出す方式で、最高時速は70kmにも達するという。全長12m、幅2.55m、高さ3.688m、乗車定員70名。 あのメルセデス製とあって、一般のバスよりもゆったりとした仕様、サイズに
なっている。◇運転手のほか、バスガイドも同乗する。もちろんエアコン付で、車内の温度は常に23℃に保たれ快適そのもの。そのほか、身障者向けの特製
シートや車イスの乗降用スロープも完備され、バリアフリー対策も万全だ。 ◇運賃は一律2元、週5日間、朝9時から午後3時の間、頤和園北宮門(いわえんきたきゅうもん)を起点に、北京市のシリコン・バレーと言われる中関村地区(ちゅうかんそん)までの11ヵ所のバス停を経由する。 ◇このバスの運行は、2008年の北京オリンピックを控え、国連の開発企画省
国連開発計画(UNDP)と中国科学技術部が共同で計画したものである。果たして、このエコバス、近代化に伴って環境汚染が懸念される中国の“救世主”となる か!?
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