中国で育った日本籍の男の子=「僕はいつ中国に帰れるの?」と願うも、残酷な現実に落胆しうつむく―香港誌

Record China    2015年5月27日(水) 8時4分

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26日、香港誌・鳳凰週刊(電子版)は、日本に嫁いだ中国人女性の体験談を掲載し、女性の息子の複雑な心情を紹介した。写真は日本の公園。

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2015年5月26日、香港誌・鳳凰週刊(電子版)は、日本に嫁いだ中国人女性の体験談を掲載し、女性の息子の複雑な心情を紹介した。

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日本の都市部から離れた地域では若い女性は都市に出る人が多く、嫁不足が深刻化している。こうした嫁不足に中国人女性が一役買っている。

日本に嫁いだある女性は、仕事の関係で息子を小さいころから中国の家族に預けていたが、小学校を卒業する際に日本に連れ帰った。これに対し男の子は、「お母さんは僕に何も説明もなく、日本に連れてきた。友だちに別れの言葉を伝えることもできなかった」と落胆した様子で語った。男の子は小さいころから中国で育ったため、日本国籍ではあるが日本語は全く話せなかった。そのため、学校に行くことを何度も嫌がったが、そのたびにひどく叱られたという。

在日中国人向けの支援団体は、男の子が早く日本の環境に適応できるよう日本語の勉強を教えてきたが、ある日男の子は「僕はいつ中国に帰れるの」と問い掛けてきた。これに支援団体の関係者は、「君の国籍は日本だ」と彼にとっては残酷な現実を伝えた。男の子は国籍をよく理解できなかったようだが、自分が中国に戻ることはできないと知り、始終うつむいたままだったという。(翻訳・編集/内山)

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