有名幼稚園や小学校に入るためなら、徹夜の行列や引越しも苦にならず=ネットでは「一人っ子政策の弊害」「こんなの教育じゃない」と批判的な声―中国

Record China    2015年5月26日(火) 23時12分

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23日、北京市にある私立幼稚園の入園申し込みに保護者が5日も前から並んだとの香港紙の報道に、中国のネットユーザーが批判的な声を寄せている。写真は北京の幼稚園。

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2015年5月23日、北京市にある私立幼稚園の入園申し込みに保護者が5日も前から並んだとの香港紙の報道に、中国のネットユーザーが批判的な声を寄せている。

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21日付の香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、北京市豊台区の住宅区・西馬金潤家園内にある布朗幼稚園の入園申し込みに、該当する年齢の子どもを持つ保護者たちが、正式な申し込み開始日の23日を待たずに18日から行列を始めたと報じた。

中国の不動産市場はここ最近「頭打ち状態」が続いているが、重点小学校(成績優秀な児童を集めたエリート養成小学校)付近の不動産相場は依然として高い。

上海の有名な重点小学校付近の不動産価格は現在も上昇傾向にあるが、その背景には、子どもの将来のために引越しを希望する親が増えていることがある。上海市の重点小学校区では、わずか26平方メートルの住居価格が300万元(約5900万円)に達している。

この報道に対し、中国のネットユーザーからは以下の反応が見られた。

「これぞ一人っ子政策の弊害」

「毎月の授業料が俺の月収より高い幼稚園なんて行かせられるか!」

「いい幼稚園、いい小学校、いい中学、高校、大学に行ったからって、幸せになれるとは限らない」

「300万元あれば、子どもの留学資金に充てればいいのに」

「数十年間の発展がもたらした結果がこれだ」

「これが教育なんて間違ってる」(翻訳・編集/本郷)

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